いちざわの創る“しんなり鞄”(かばん&バッグ)
長年シルク素材に携わってきたノウハウを基に、日本の伝統色をアレンジし、現代のファッションと調和の取れた色使いにこだわったカラーバリエーションです。
決して流行だけに左右されない、落ち着きのあるシンプル&モダンなデザインを追及しています。
お洒落な大人がオン・オフに合わせて持てる、シンプルでありながら、デザイン、クオリティーにこだわった物創り。

いちざわの歴史

1789年(天明九年)京都市上京区仁和寺街道御前にて法衣関係の京都西陣織物製造業として初代、澤屋喜兵衛が創業。
以来、丸巻屋(呉服屋)、原糸商、無地織物製造業として時代の流れと共に形態は変化しつつ、京都西陣織物に携わり、
現在は、正絹袋帯、引箔帯、無地織物等の製造販売を手がけております。
新しく鞄製造に踏み出したのは、
2006年に京都北山のとあるカミチェリーアから、京都の絹織物を用いた鞄の製作依頼を受け、
第1弾の製品を販売したところ、一部の顧客から好評をいただきました。
その後、新たなモデルの要望を受け、本格的に鞄製作を手掛け始める。
厳選された素材「生糸(絹糸)」

縦糸に厳選された生糸(絹糸)を約5,000本〜約6,000本(幅約32cm間に)使用し、緯糸(横糸)にも生糸或いはペニンスラブ(紬糸)を用い、錦地(綾織物)を中心に職人の豊富な経験と技術を活かし、鞄生地専用に製織しております。
又、染色においても伝統の先染め、或いは着物生地を染色する時の引き染め等を用いております。
シルクは最高級の天然繊維と言われており、比重が大変軽いのも特徴です。
また、大変デリケートな素材でもありますので、少しでも絹織物の風合いを保つために、「撥水加工」「防汚加工」等を施しております。

大きく分けて2種類のオリジナル生地を製織しております。
1つは、紬糸(ペニンスラブ)を使用し、ざっくりとした風合いを持つTUMUGIシリーズ。
2つ目は、今から60余年前、祖父が京都で落下傘(パラシュート)工場を営んでいたことに着目し、当時の落下傘はシルク製であったことをヒントに、縦糸、横糸ともに生糸を使用し、比重の軽い美しい光沢のあるRAKKASANシリーズです。
こだわりのデザイン

あくまでシンプルに。TUMUGI、RAKKASANシリーズ共に現在は無地だけの展開ですが、今後ジャガード織の柄物も計画中です。
製作においては、メイド・イン・ジャパンにこだわり、京都および近隣府県の熟練職人に委託しております。
また、石油製品素材を極力排除しレザー部は鞄の表情に合わせて数種類の革を使い分け、エコに配慮したタンニン鞣のレザーも使用しております。
日本の伝統色を活かす

日本には古来より伝わる日本独自の色表現があります。
それは伝統や文化、歴史に育まれ、なんとも優しく落ち着き、そして優美さを感じさせます。
和で培ってきた数百色の中から厳選した色をモダナイズしました。
実際に手にとってご覧頂きたいカラーバリエーションです。